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一緒に居る価値

純一

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一瞬、佳織が小さく息を飲み込みました。
「ねえ、佳織、正直に答えて欲しい。そうすれば、僕の気持ちも正直に
話すから」
唇を結んで、佳織は少し考える風でした。一瞬、何かを言おうと開いた口は、
それを躊躇し何も言わぬまま閉ざされました。微かに息遣いが聞こえて来ま
す。
やがて沈黙に耐えきれなくなったのか、佳織が口を開きました。
「それは・・・」
「それは?」
「それは、ドキドキしたわ。あんなことをされれば」
「興奮したの?」
「興奮という言い方には抵抗があるけど、恥ずかしいことをされれば、ドキド
キするのが女の子じゃない?」
「感じた?」
「まさか」

私の指先に佳織の湿り気が蘇った気がしました。タクシーの中でスカートに手を
入れた時、間違いなく佳織は濡らしていたのです。佳織は、清楚で上品な容姿に
似合わず、濡れやすい女なのです。

「佳織、頼むから本当のことを言ってくれ、そうでなきゃ、僕ら、一緒に居る
価値がないだろう?」
私は言葉を強めました。
「あなた・・・」
私の真剣な言い様に、佳織は少し驚いた様子でした。そして、私の視線から逃
れる様に、残りのコーヒーを一息に飲み干すと佳織が小さな声で言いました。
「・・・感じたわ・・・恥ずかしい」

佳織は顔を俯け私を見ようとしませんでした。



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プロフィール

佳織&純一

Author:佳織&純一


夫が胸に秘めていた願望、それは、
自分以外の男性に抱かれる私の姿を
見ることでした。
私は夫の願いを叶える為に、夫の眼の
前で知らない男性に抱かれました。
それは、けして過ちなどではなく、
確かな私たちの愛の行為であったと
今でも信じています。
あれはけして夢ではなかった。
あれはけして過ちではなかった。
それを確かめたくて、このブログで
私たちは羞恥と昂奮に彩られたあの
時を追憶します。

ご訪問ありがとうございます



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