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引き裂かれた背中

純一

「あっっ!」
その言葉は声にならないまま、小さな息となって吐き出されました。
佳織の体が腰を捻って大きく弾けました。
慌てて両手を背中へ廻します。
バックミラーから運転手が後ろの様子を覗こうとしています。
運転手の動きに気付いたのか、佳織は何事もなかったかの様に、片方の手で胸
元を押さえ、もう片方の手でざっくりと空いたワンピースの背中を押さえ付け
ました。

309.jpg


ワンピースは肩にかろうじて引っ掛かかってはいるものの、前屈になれば
背中が大きく開いてしまいます。押さえなければ、袖が二の腕から抜け落ち
胸がはだけてしまうでしょう。
佳織はしゃくり上げる様に、何度も何度も息を飲み込みました。
「酷い・・・」
きっと胸の中でそう叫んでいたに違いありません。

佳織は私から背けた顔を車窓の外へ向けたまま、じっと動きませんでした。
私は背もたれにもたれかかると、抱く様に佳織の肩に手を乗せ、そっと佳織の
体を前へ倒しました。
佳織の体が一瞬硬くなりそれを拒みましたが、僅かにシートから背中を浮かせ
ました。
背中の真ん中を、首筋から腰までざっくりと引き裂かれた白のワンピースのス
リットから白いキャミソールがむきだしになっています。
とろっとしたキャミソールの生地を通して、白いブラジャーのレースが見えま
した。
私は息を殺しながら大きくため息をつきました。
そして、心の中でつぶやきました。
「綺麗だ・・・本当に、綺麗だよ、佳織」


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プロフィール

佳織&純一

Author:佳織&純一


夫が胸に秘めていた願望、それは、
自分以外の男性に抱かれる私の姿を
見ることでした。
私は夫の願いを叶える為に、夫の眼の
前で知らない男性に抱かれました。
それは、けして過ちなどではなく、
確かな私たちの愛の行為であったと
今でも信じています。
あれはけして夢ではなかった。
あれはけして過ちではなかった。
それを確かめたくて、このブログで
私たちは羞恥と昂奮に彩られたあの
時を追憶します。

ご訪問ありがとうございます



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