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半信半疑

佳織

やがてその日がやって来ました。
創作フレンチのお店は古い蔵を改造した素敵な所でした。夫が言っていたとおり、食器はすべて和食器、それもお箸で頂くのです。来ているお客さんも皆おしゃれで、お店の雰囲気もとても良かったです。どの料理もおいしくて、私たちは再び結婚前の若さを取り戻したような気持ちで、はしゃいでいました。その後のことなど忘れたかのように。
お店を出て歩きだしてしばらくしてから、夫が切り出しました。「この後、すこしだけお酒を飲んでいこうよ」と。あまりに食事が楽しかったので、私は本当にまだふたりの時間を楽しみたくて、こころよく誘いにのりました。私はまだ夫が望んでいることが、半信半疑だったのかもしれません。

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プロフィール

佳織&純一

Author:佳織&純一


夫が胸に秘めていた願望、それは、
自分以外の男性に抱かれる私の姿を
見ることでした。
私は夫の願いを叶える為に、夫の眼の
前で知らない男性に抱かれました。
それは、けして過ちなどではなく、
確かな私たちの愛の行為であったと
今でも信じています。
あれはけして夢ではなかった。
あれはけして過ちではなかった。
それを確かめたくて、このブログで
私たちは羞恥と昂奮に彩られたあの
時を追憶します。

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