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卑怯者

純一

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沈黙を埋めようと、私はもう一度言いました。

「いいじゃないか」
「・・・」
「佳織がそれで興奮するなら、僕は佳織を興奮させて上げたい・・・」

私は思いました。
何て自分は卑怯で意気地の無い男なのだろう、と。
自分が自分でつくづく嫌になりました。
興奮させて上げたいだなんて、あたかも佳織がそれを積極的に望み、自分は彼
女に寄り添う善人を装いながら、自分の思惑へと誘導し黒い欲望を満たそうと
しているのです。
私は、自分の願望を素直に告白する勇気も無く、健気な妻を悪者に仕立て上げ
うまうまと自分の醜い欲望を満たそうとする卑怯者です。

「・・・私、厭らしい女ね・・・」
佳織が寂しそうに言いました。
「そうじゃない」
私は語尾を強めました。

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プロフィール

佳織&純一

Author:佳織&純一


夫が胸に秘めていた願望、それは、
自分以外の男性に抱かれる私の姿を
見ることでした。
私は夫の願いを叶える為に、夫の眼の
前で知らない男性に抱かれました。
それは、けして過ちなどではなく、
確かな私たちの愛の行為であったと
今でも信じています。
あれはけして夢ではなかった。
あれはけして過ちではなかった。
それを確かめたくて、このブログで
私たちは羞恥と昂奮に彩られたあの
時を追憶します。

ご訪問ありがとうございます



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