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純一

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水野の紹介で「その男性」に会うのに時間はかかりませんでした。
普通のオジサンなのですから、いつでも連絡は取れるわけです。そのことも私を大いに安心させました。
電話では、水野と自分との関係、水野から聞いた話、そして、同様の件でお願いしたいことがあると伝えました。電話で話す限りでは、仕事の打ち合わせ日程でも決めるかのような口調で、受話器を取る前の私の不安は、すっかり払拭されました。
佳織には出張だと偽り出掛けました。
バツが悪いので、水野には同席させませんでした。

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それにしても、人はいつから愛とセックスを不可分のものとしてしまったのでしょうか。
動物には性欲と性行為があるだけです。そこに愛というものを持ち込んだが為に、愛と性欲と性行為の三角関係が始まります。
それは、性欲を愛に置き換えて、愛と性行為という概念を底辺に据えることで、愛の無い性行為を排除し、動物的な性欲を抑圧し、社会秩序を維持するためではないでしょうか。まさに人間の歴史は抑圧の歴史であるわけです。
私は佳織を他人に抱かせることについて、愛しているからこそと言ってしまいました。けれども、そもそも、愛とは無関係であるのかもしれません。それ故に、そのことによって愛は何ら揺らぎはしないことは当然のことかもしれません。そこにあるのは、性欲だけなのかもしれません。
理屈っぽくなってすみません。
純一

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予想通り、私の連絡を受けた水野は電話口で絶句しました。
本気なのか、佳織さんは納得しているのか、本当にそれでいいのか・・・
水野は矢継ぎ早に私に質問を浴びせました。
私は佳織が了解しての事であり、これが自分たちの夫婦愛なのだと説明しないわけには行きませんでした。
佳織を愛しているからこそそうすること、そのことで自分たちの絆には何の揺らぎも無い事、私ばかりではなく佳織も大きな悦びを得ることができること、そして、佳織はMであること・・・

私は言葉にして水野に説明をすることで、自分の中のもやもやが少しづつ晴れて行く様な気がしていました。自分の欲望は、自分が佳織を愛していることと何ら矛盾しないのだと思えたのです。

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私は益々身を乗り出しました。
小心者の私は水野の「安全」と言う言葉に、これだと思ったからです。
水野の話しによれば、男は妻も子供もあるサラリーマン。律儀な男で、たった一度だけ知人の奥さんをご主人の見ている前で抱き、交通費と宿泊費以外は一切受け取らずに帰ったといいます。また、平凡な風貌にはそぐわない非凡な一物を備えていて、奥さんは大変な乱れ様だったとも・・・

「ま、変わった夫婦もいるもんだな」
水野は勢い良くグラスを空けました。

その晩の水野の話しはそれだけでした。
けれども、別れてからも私の頭の中では水野の言葉が何度も巡っていました。
普通のオジサン、安全、非凡な一物、律儀・・・
私の中でむくむくと黒い欲望が頭をもたげて来ました。今思えば、その時既に私は自分の中で全てを決めていたのだと思います。
私が水野に連絡をしたのは、その数日後です。



純一

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けれども、私はその先を聞いてさらに驚きました。
「いや、オレの知人が、本当に他人に奥さんを抱かせた奴がいる」
水野はそう前置きして、彼の知人の事を語り出したのです。
聞くところによれば、その知人は、奥さんが自分以外の男性とセックスする姿を見たい一心で、自分の目の前で他人の男に奥さんを抱かせたというのです。

「相手の男性がどんな男かわかるか?」
「いや」
私は水野の言葉に身を乗り出しました。
「普通だったら、ホストみたいな男とか、その道専門の男とか、ま、いずれにしろうさん臭い男だと思うだろう?それが、普通のオジサンだっていうんだ」
「普通のオジサン?」
「ああ、どこにでもいるサラリーマンのオジサンだと」
「なんでそんな男に・・・」

腑に落ちず首を傾げる私に、水野はあっさりと答えました。
「安全だからさ」

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水野は私に激しく責め立てられ、声を殺してすすり泣く佳織の声を聞いていたのです。
「わざとだよな?」
「・・・」
「えっ?わざと寝室のドアを開けてやったんだろう?そうやって、佳織さんを虐めたんだろう?いつからそんな趣味になったんだ?それとも、お前が覗かれると興奮するとでも言うのか?この変態が!」
水野は容赦無く言葉を続けます。
「お陰で、佳織さんのいい鳴き声を聞かせて貰ったけどな。やってる姿は見てないから安心しろ」

私は、佳織が水野にセックスしている声を聞かれたと知って、股間が熱くなって来ました。佳織はけして聞かれたくない夜だけの声を、夫以外の男に聞かれたのです。いえ、聞かせたと言っても良いでしょう。

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水野を自宅に泊めた時、私は佳織を抱きました。
それも寝室のドアを開け、水野にいつ覗かれやもしれぬ様にして。
そうして、私は佳織を辱めたのです。
何と、水野はその時はお首にも出しませんでしたが、私たちの声を皆、聞いていたというのです。

水野は言います。
「オレも男だからな、声が聞こえるんで部屋から出てみたんだ。それで驚いたよ。寝室のドアが開けっ広げになってるじゃないか。お陰でトイレにも行けず、あっちは立っちまうし、もんもんとして一夜を明かしたよ」
私はその晩、佳織を責めました。
今すぐ水野を呼んで、水野に抱かれるか、と・・・
開け放った寝室のドアから、セックスしている姿を水野に覗いてもらおうか、と・・・

純一

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思いもよらない糸口・・・それは、あの水野でした。

仕事で訪れた水野と再会した時の事です。
例によって酒を飲み、店のはしごも三、四軒目になった頃でした。

「ところで、お前、まだ、あんなことやってんのか?」
水野が言ったのです。
「あんなこと?」
「とぼけるな、佳織さんとのことだよ」
「佳織がどうかしたか?」
「俺はあの晩、眠れなくてもんもんとした夜を明かしたんだぞ!」
「・・・」
「お前と佳織さんがヤル声で、一睡も出来なかった」

私は水野を自宅に泊めた夜のことを思い出して、言葉を失いました。

純一



その日以来、私は日常生活こそ努めて今迄通りに過ごしました。けれども、私はもう自分の気持ちを隠すつもりはありませんでした。佳織の前に自分のありったけの欲望を曝け出したのですから。何もなかったような顔をしているのは、その欲望をたぎらせるだけのきっかけが無いからだけでした。

私は、BARでのことがあった翌週には、いつか決心した通り佳織が抱かれる「知らない男」を探し始めていました。
手始めにネットで探し始めてはみましたが、どれもこれも信頼性の乏しい危うい情報ばかりで、とても実現性がありません。小心者の私にとってもっとも重要なことは「安全」なのですから。
毎晩、「寝取らせ」や「NTR」といったいろいろなサイトを、もんもんとした気持ちで彷徨い続け数か月が経った頃でした。
実現の糸口は思いもよらない所から舞い込んで来ました。

純一

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そして、また翌日からいつもと変わらぬ日常が始まりました。
驚いたのは、翌朝、佳織は昨晩の事など全く無かったかのように、いつもと変わらぬ爽やかな笑顔で振るまったことです。
お料理が美味しかったことや、お店のインテリアが素敵だったことや、近くに座っていた男女のカップルのことを、朝食を採りながら熱っぽく語りました。
もちろん私も努めて笑顔で応えていましたが、それでも、妙に態度がぎごちなくなってしまったり、言葉遣いが変に丁寧になってしまったり、けして上手くは動揺を隠すことが出来なかった様に思います。

けれども、後で考えれば、佳織に変化が無かった訳ではありませんでした。
むしろ正反対で、佳織の内側では新しい人格が芽生えたと言っても良いほど、大きな変革が起こっていたのです。いえ、眠っていた人格が目を覚ましたというべきでしょう。
それは言うまでもなく、M女性としての悦びに目覚めたことでした。

プロフィール

佳織&純一

Author:佳織&純一


夫が胸に秘めていた願望、それは、
自分以外の男性に抱かれる私の姿を
見ることでした。
私は夫の願いを叶える為に、夫の眼の
前で知らない男性に抱かれました。
それは、けして過ちなどではなく、
確かな私たちの愛の行為であったと
今でも信じています。
あれはけして夢ではなかった。
あれはけして過ちではなかった。
それを確かめたくて、このブログで
私たちは羞恥と昂奮に彩られたあの
時を追憶します。

ご訪問ありがとうございます



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